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花尊し

花尊し

相対性理論


相対性理論

量子力学は理論と実験が正確に一致するが、
量子力学と相対性理論を統一しようとすると矛盾が生じてしまう。
アインシュタインは一般相対性理論を宇宙は定常であるべきという信念から、
宇宙項という未知の斥力を導入することにより修正しようとしたが、
ハッブルの赤方偏移の発見により宇宙が膨張していると信じられるようになり、
宇宙項を過ちと考えた。

特殊相対性理論はどのような慣性系から見ても
光のスピードは一定との前提があり、
絶対的な運動はなくすべて相対的であり、
慣性系というものが無数にあり、それらは平等であると仮定したが、
宇宙規模で存在する背景放射が特殊な系をなしており特殊相対性理論の基盤が揺らいでいる。

光は距離的移動と共にそのエネルギーを失い、
ドップラー効果による赤方偏移に似た効果を示し、
宇宙の地平線と考えられている距離に近づくにつれて急激に偏移率は増大する。

一般相対性理論では重力により空間が曲げられるが、
重力が空間を曲げている理由については何も解き明かされていない。

宇宙が有限であるとするならば、すべての物質を含んだ宇宙は
それらによって自己完結的に閉じなければいけない。
有限で閉じた宇宙という考えは、宇宙を閉じさせてしまわなければならないという
宿命を宇宙を構成する要素つまり物質に対して自動的に背おわせる。
そしてこの物質が背おわされた宿命こそが重力であり、
有限で閉じた定常宇宙では重力という力は必然的に存在しなければいけない。

アインシュタインは重力と加速度が等価であるという仮定から出発し、
重力により空間が曲がりそしてその曲がりにより宇宙が閉じると考えた。
その道筋の逆をたどれば、宇宙を閉じさせるための力を物質が有しており、
その力は空間を曲げ宇宙を閉じさせるが、
その空間を曲げる力は局所的には万有引力として働くと考える。

一般相対性理論は物質と空間を分けず、物質の占めている部分は空間そのもので、
空間の膨張収縮はその中の物質自体の膨張収縮をも意味する。

空間及び物質の膨張収縮が、もし宇宙においての局所的な出来事であるならば、
それは宇宙の他の場所と比較することにより確認出来るが、
この膨張収縮が宇宙全体での出来事であるならば、
もはや比較するような他の場所は存在しない。
そのために宇宙全体の膨張収縮は原理的に確認できない事になる。

定常宇宙では時間は無限であり宇宙の大規模構造が形成される。


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